シャトー・オー・ブリオン について
豊かな香りとエレガントさは唯一無二。グラーヴ地区唯一の格付1級シャトー。
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。
その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。1855年のボルドーの格付けでは最高位に選ばれました。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一メドック地区以外から格付けに選出されました。
それもオー・ブリオンの持つずば抜けた品質の高さと、当時の取引金額、そして名声によるものだと言われています。
他の第1級シャトーと大きく異なる点はメルロー種の比率が高く、渋みが少なく滑らかな飲み口が特長。グラーヴ地区らしい香りや味の調和のとれた、親しみやすいワインです。
ロバート・パーカー氏に、「この偉大な一級シャトーは世界で最もエレガントでアロマの複雑なワインをつくっている。1980年代初め以降、オーブリオンほどの一貫性と輝かしい品質を示すシャトーはほかにない。」と絶賛されています。
シャトー・オー・ブリオン2000 の特徴・評価
ボルドーのシャトーでボトルを試飲したところ、2000年のシャトー・オー・ブリオンがパーフェクトな状態且つ魅力的であったことに私は特に驚きもしませんでした。 香りはただただ息をのむほどで、典型的なオー・ブリオンの活気に満ちた赤いベリーの果実、ローストしたハーブ、砂利、暖かい夏の日のテラコッタのタイル...それはただ、最もストイックな人でも涙を誘うような、うっとりするような香りと喜びの波が次々と押し寄せてくるだけです。 味わいはパラダイスのようなバランス、完璧な酸味、おそらく私が味わったこれまでのボトルよりもスパイシーで、この傑出したワインの深みと次元を示しています。 フィニッシュに残るグラファイトの香りは、あたかもファースト・グロースに鼻をつまむかのように、ポイヤックへの生意気なアピールのようです。なぜなら、シャトー・ラトゥールと並んで、実はオー・ブリオンも、このミレニアムの年において最も偉大なボルドーのひとつだからです。
ワイン・アドヴォケイト:99+点
飲み頃:2020 - 2060
最終試飲日:2014/11
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