シャトー・オー・ブリオン について
豊かな香りとエレガントさは唯一無二。グラーヴ地区唯一の格付1級シャトー。
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。
その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。1855年のボルドーの格付けでは最高位に選ばれました。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一メドック地区以外から格付けに選出されました。
それもオー・ブリオンの持つずば抜けた品質の高さと、当時の取引金額、そして名声によるものだと言われています。
他の第1級シャトーと大きく異なる点はメルロー種の比率が高く、渋みが少なく滑らかな飲み口が特長。グラーヴ地区らしい香りや味の調和のとれた、親しみやすいワインです。
ロバート・パーカー氏に、「この偉大な一級シャトーは世界で最もエレガントでアロマの複雑なワインをつくっている。1980年代初め以降、オーブリオンほどの一貫性と輝かしい品質を示すシャトーはほかにない。」と絶賛されています。
シャトー・オー・ブリオン2009 の特徴・評価
2009年のオー・ブリオンは深いガーネット色で、最初はやや閉じていて恥ずかしがり屋ですが、ゆっくりと広がり、温かいブラックベリー、プラムのジャム、桑の実、ブラックカラント・コーディアルの官能的な概念が現れ、スターアニス、モカ、湿った土のタッチが加わります。 フルボディで張りがあり、口の中でしっかりと絡み合う味わいは、熟した粒状のタンニンの非常にしっかりしたフレームとともに口を覆う黒い果実とミネラルの層をもたらし、長く素朴な余韻をもたらします。 花開くまでにはまだ時間がかかりそうです。
ワイン・アドヴォケイト:100点
飲み頃:2020 - 2054
最終試飲日:2019/3/15
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