シャトー・カロン・セギュール

シャトー・カロン・セギュール

ハートラベルが有名なサン・テステフの老舗シャトー

メドック最北に位置する
世界中に愛され続ける高評価生産者

シャトー・カロン・セギュールの紹介

ハートのロゴの外壁

カロン・セギュールの歴史は古く12世紀まで遡ります。ガロ・ローマ時代にジロンド川を行きかっていた小型輸送船「カロンヌ」にちなんで名前がついたと言います。

特に栄えたのは、18世紀、当時シャトー・ラフィット・ロートシルトやシャトー・ラトゥールとともにセギュール侯爵二コラ・アレクサンドルに所有されていた時期。フランス王ルイ14世の寵臣であったセギュール侯爵が、「われラトゥール、ラフィットを造りしが、わが心カロンにあり」と言ったという有名なセリフが今も言い伝えられています。それだけ、所有する侯爵がカロン・セギュールに心を馳せていたことを伺い知ることができます。

19世紀の半ばの1855年には、かの有名なメドック格付け61シャトーに選出され、以降その地位を確固たるものにしてきました。メドック格付け61シャトーの中では2級のコス・デストゥルネル、モンローズに次ぐ3級のカロン・セギュールとして知られサン・テステフを代表するシャトーのひとつです。

今日までハートのロゴを纏った特徴的なラベルは、世界中で常に格付以上の著名なシャトーとなっています。日本のマーケットも例にもれず、バレンタインやギフトなど、幅広い層にギフトとしての需要が高まっています。

シャトー・カロン・セギュールの歴史

セラー内部

12世紀から続くシャトーは、サン・テステフ地区では最も古い生産者として知られ、長く愛されてきました。シャトーの全盛の一時代とも言われる14世紀は、紛れもなく、シャトー・カロン・セギュールの歴史のハイライトとなっています。後の1855年にメドック格付け3級に選定されてからも、驕ることなくそのクオリティと信念を守り続けてきました。

世界的なワイン評論誌ワイン・アドヴォケイトには、「偉大なカロン・セギュールは何十年も続く可能性を秘めている」と最大の賛辞を送られるなど、ワインのプロフェッショナルからも高い評価を受け続けている老舗シャトーのひとつです。

セラーの白い石灰石の外壁には、カロン・セギュールのトレードマークでもあるハートマークとシャトーの名前が刻まれています。

ここ十数年では、シャトーやセラー、畑に至るまで修繕や改築を繰り返し、最新技術も導入。伝統の技術の上に、最新技術も積み上げることで、更なる高みを現実のものとするなど、品質向上への意欲に余念がありません。今後も目の離せない期待のシャトーです。

シャトー・カロン・セギュールの特徴

カロン・セギュールはメドック地区の最北、サン・テステフにあり、ジロンド川左岸、内陸1kmほどの場所におよそ55ヘクタールの自社畑を所有しています。

サン・テステフは、他のアペラシオンに比べシャトーの数こそ少ないものの、ハイクオリティな赤ワインを生み出すことで知られる地域。メドック格付け2級シャトーの中でもスーパーセカンドのひとつとして地域最高峰との評価を受けているシャトー・コス・デストゥルネルも擁するこのアペラシオンは、ワイン愛好家からも一目置かれる地域です。

メドックの中でも最も北に位置しているため、ボルドー市内よりも2~3℃気温が低いのが特徴です。

カロン・セギュールの畑はこの地域では珍しく、周囲が石垣で囲まれています。土壌はジロンド川から運ばれた数メートルにも及ぶ高さの砂利を蓄え水はけが良く、その下に粘土質の地層が続きます。このように稀な地層の恩恵により、ぶどうの樹がより深い場所に根を伸ばすことができるのです。深く根を張ったぶどうが地層深くから十分な養分を取り込むことで、ワインに深みやパワフルさ、豊かなフィネスが与えられ、およそ18~20ヵ月の熟成期間を経て瓶詰めされます。

シャトー・カロン・セギュールの畑

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