ボルドープリムールについて

ボルドープリムール

BORDEAUX
PRIMEUR

【プリムールとは】

プリムールはフランス語で「新酒」を意味し、18世紀より行われている樽熟成中のワインを購入できるボルドー地方特有の取り組みです。
一般的にワインは、ブドウの収穫から圧搾・発酵を経て木樽で長期間熟成されたものが瓶詰めされ、 収穫から3年後の春~夏頃に出荷されますが、プリムールでは瓶詰される前のワインを購入することができます。
高価なボルドーワインは、長期熟成を経て味わい深く、年月が経つとその市場価格は上昇する傾向にあります。
そのよう中プリムールを活用することで、素晴らしいコンディションのワインを、市場に出回る際のプライシングより有利な特別価格で入手できるため、通常販売価格よりも安価にご提供することができます。 通常出荷のワインと、ラベル・味が異なるわけではございませんので安心してこの貴重な機会をぜひご利用ください。

【プリムールの製造工程】

2021年ヴィンテージのボルドーワインの場合、2021年の秋に収穫したブドウは、 各シャトーで圧搾・発酵・熟成を経た後、木樽に入れ更に約1年間熟成されます。 収穫したワインが市場に出るのは、収穫の約2年後の2024年春〜夏頃。 プリムールは通常販売に先駆け、木樽で熟成中のワインを製品になる前の段階で予約販売するシステムです。
収穫9月〜10月収穫9月〜10月
発酵と熟成11月〜12月発酵と熟成11月〜12月
木樽熟成12月〜翌々年春木樽熟成12月〜翌々年春
ビン詰めと出荷 翌々年春〜ビン詰めと出荷 翌々年春〜

シャトーのコメント


サキア・ド・ロートシルト氏 シャトー・ラフィット・ロートシルト オーナー

サキア・ド・ロートシルト氏

ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人が王の歓心を買おうと、フランス宮廷に持ち込んだのがラフィット(後のラフィット・ロートシルト)です。これを機にボルドーワインが宮廷でもてはやされ、1855年のメドック格付けでは1級の筆頭に。中でもラフィットは、「王のワイン」と称されることになりました。深みのある色、気品あふれる優雅な香り、きめ細やかで絶妙な味わい。すべてにおいて他に類を見ない最高級なワインです。


ジャン・フィリップ・デルマス氏 シャトー・オー・ブリオン 支配人

ジャン・フィリップ・デルマス氏

ボルドーで最初に樽熟成や澱引きを行い、名声が広まったといわれています。1855年のメドック格付けの際は、グラーヴであるにもかかわらずその実力を無視できず、例外として1級の仲間入りをしたというのは有名な話です。


コリン・メンテロポリス氏 シャトー・マルゴー オーナー

コリン・メンテロポリス氏

メドック地区の中で最上流にあるマルゴー村。土壌の特徴は、ジロンド河が運んだ厚い砂利の層。ぶどうは必然的に深く根を下ろし、それが優雅なふくらみと精妙な芳香をワインにもたらし、5大シャトーの中でもっとも女性的と称される所以になっています。かつて買収の意思を示したアメリカ企業に対して、フランス政府が「シャトー・マルゴーを売るのはエッフェル塔やモナリザを売るのと同じ」と語ったという逸話も残っています。


長女カミーユ・セレイス・ド・ロートシルト氏 シャトー・ムートン・ロートシルト 支配人

カミーユ・セレイス・ド・ロートシルト氏

1922年にナタニエルの曽孫であり、シャトー・ムートンの名声を高めた人物として知られるフィリップ・ド・ロートシルト男爵がドメーヌを相続し、2年後の1924年、樽に詰められた状態でワインがネゴシアン(ワイン商)へ出荷される事が一般的であった時代に、シャトー内でボトル詰めをする元詰め方式を先駆けて採用した。年ごとのラベルのデザインを、その時々の著名な芸術家に依頼するというスタイルを確立した。


プリムール商品を探す

プリムール商品はこちら