シャトー・オー・ブリオン について
豊かな香りとエレガントさは唯一無二。グラーヴ地区唯一の格付1級シャトー。
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。
その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。1855年のボルドーの格付けでは最高位に選ばれました。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一メドック地区以外から格付けに選出されました。
それもオー・ブリオンの持つずば抜けた品質の高さと、当時の取引金額、そして名声によるものだと言われています。
他の第1級シャトーと大きく異なる点はメルロー種の比率が高く、渋みが少なく滑らかな飲み口が特長。グラーヴ地区らしい香りや味の調和のとれた、親しみやすいワインです。
ロバート・パーカー氏に、「この偉大な一級シャトーは世界で最もエレガントでアロマの複雑なワインをつくっている。1980年代初め以降、オーブリオンほどの一貫性と輝かしい品質を示すシャトーはほかにない。」と絶賛されています。
シャトー・オー・ブリオン2016 の特徴・評価
2016年のオー・ブリオンは、メルロー 56%、カベルネ・ソーヴィニヨン 37.5%、カベルネ・フラン 6.5% をブレンドしています。 中程度から濃いガーネット紫色で、香りは深みと魅力を同時に感じさせ、キルシュトルテ、熟れたブラックカラント、ブルーベリーのジャムを中心に、とびきりゴージャスなモレロチェリー、ライラック、レッドローズの香りが漂い、サンダルウッドと下草の香りが漂います。 ミディアムボディで、エレガントに作られた味わいは、非常に細分化されたタンニンと継ぎ目のないフレッシュさのしっかりした骨格を備えた、強烈な花、ミネラル、カシスを思わせるフレーバーが完全に詰まっており、非常に長く驚くほどに素晴らしいフィニッシュを迎えます。
ワイン・アドヴォケイト:100点
飲み頃:2025 - 2070
最終試飲日:2018/12/1
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