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辛口シャンパーニュの先駆者“ポメリー”

ポメリーは、シャンパーニュ地方のランスにて1836年に誕生した老舗メゾン。ポメリーにとって今日の成功のきっかけとなったのが、史上初となる辛口シャンパーニュの製造でした。

シャンパーニュは甘口が主流な中、19世紀創業当時「できる限り辛口な、しかし厳格になりすぎないためにも、舌触りは絹のように柔らかい、とりわけフィネスに富んだワインを造らなくてはならない。」というマダム・ポメリーという思いからこの取り組みは始まりました。
当初は眉唾のように敬遠されていましたが、ふたを開けてみれば空前の大ヒットに。シャンパーニュにおける革命とまでも言われたこの出来事以後、ポメリーは革新性と品質性、芸術性を湛えたシャンパーニュとして大成功を収めたのです。

ポメリーが造り出すシャンパーニュは、エレガントな香りとフレッシュかつ快活な味わい、そして長い余韻が魅力。
その品質の高さから、フランス料理コンクールの頂点「ボキューズ・ドール」で公式パートナーとして選ばれています。
日本の皇室とも古くから縁が深く、大正・昭和・平成・令和と4つの時代を超えて天皇即位礼御饗宴でポメリーが供されてきました。また、ノーベル賞授賞式祝賀会のシャンパーニュとして歴代最も多く採用されるなど、世界中のセレブリティに愛されているのです。

　 　

最上級シャンパーニュであるキュヴェ・ルイーズ

今回は洗練を極めたポメリーのプレステージシャンパーニュ、創業者マダム・ポメリーの愛娘の名を冠したプレステージ・キュヴェをご用意致しました。

シャンパーニュ地方でも指折りの特級畑アヴィズ、クラマン、アイの3つのグラン・クリュの中でも、日照時間が最も長く丘の中腹に位置する、キュヴェ・ルイーズ専用の区画のブドウのみを使用。
さらに純粋で繊細な果汁「クール・ド・キュヴェ（キュヴェの魂）」のみを使用して造られます。

アッサンブラージュに関しては、アヴィーズのシャルドネが骨格を形成し、フィネスを与えます。そして、クラマンのシャルドネによって、ボリュームとクリーミー感が加わり、アイのピノ・ノワールはエレガンスとフルーティさをもたらします。
その後、世界遺産登録された地下セラーの中で、最低8年間の瓶内熟成の後に、複雑さとフレッシュさを素直に表現するために低いドサージュが施されます。
このような工程を経て、「究極の純粋さ」を誇るキュヴェ・ルイーズが生みだされるのです。