シャトー・オー・ブリオン

シャトー・ラフィット
唯一グラーヴ地区から
格付けに選ばれた伝説のシャトー
61シャトーの中で唯一のメルロー主体ワインを生み出す
グラーヴ地区きっての著名赤ワイン
シャトー・ラフィットのワインボトル
シャトー・オー・ブリオン
生産者
CH. HAUT BRION シャトー・オー・ブリオン
生産地
フランス ボルドー グラーヴ地区ペサック・レオニャン
原産地呼称
AOC. ペサック・レオニャン
格付け
メドック第1級グラン・クリュ
総責任者
Jean-Phillippe Delmas
タイプ
赤/フルボディ/エレガントでまろやか
セカンドワイン
ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン

シャトー・オー・ブリオンの紹介

シャトー・オー・ブリオンの紹介
シャトー・オー・ブリオンは、数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーで、その歴史は1533年にまで遡ります。古くからポンタック家と呼ばれる伯爵家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらその実力を確固たるものにしてきました。

1855年に制定されたメドックの格付け中で唯一メドック外から選ばれたシャトー・オー・ブリオン。主にカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とするメドック地区に対してグラーヴ地区では、メルローの比率が高いことが多いのが特徴です。異なるスタイルの赤ワインの地域外からのイレギュラーな選出に多くの業界関係者を始め世界中を驚かせたと言われています。

オー・ブリオンはボルドーの中でも、いち早く発酵槽にステンレスタンクを導入するなど、積極的な技術革新に臨み、現代でもなお、名実ともにグラーヴ地区を代表する最高峰のワインとして広く知られています。

ペサック・レオニャンが属するグラーヴ地区は、銘醸地ボルドーの中でも特に高品質、高級な白ワインの生産が盛んな地区で、オー・ブリオンもChateau Haut Brion Blanc(シャトー・オー・ブリオン・ブラン)という高級白ワインを生産しています。セカンド・ワインやサード・ワインの品質向上にも積極的で市場での人気を不動のものとしています。

シャトー・オー・ブリオンの歴史

シャトー・オー・ブリオンの歴史
ぶどう栽培農家としてのオー・ブリオンは1533年にスタートし、1549年には、後にラベルのシンボルとなるシャトーの建設を始めました。1649年、アルノー3世・ド・ポンタック卿がオー・ブリオンの所有者となり、ここから世にワインが広く知られることになります。

オー・ブリオンのワインについての最初の記録は、イングランド王チャールズ2世のワインセラーの元帳で見つかっており、1660年からの1年間で実に169本が宮廷に収められたのです。後にイギリス海軍の父と呼ばれることになるサミュエル・ピープスの日記には1663年、ロイヤル・オークの居酒屋で試飲したワインに関して、「オー・ブリオンと呼ばれるフランスワインを飲んだが、いまだ味わったことのない、おいしいワインだった」と記しています。

当主であるフランソワ・オーギュスト・ド・ポンタックの死により、婚姻で義理の甥となったフランソワ・ジョゼフ・ド・フュメルがオー・ブリオンの3分の2を、残る3分の1はラトレーヌの領主ルイ・アルノー伯爵に相続されました。

その後4つのファミリーに受け継がれ、歴史とともに技術も向上させてきたオーブリオン。1935年にはアメリカの資産家クラレンス・ディロン氏が買収し現在はディロン氏の曾孫であるルクセンブルグ大公国ロベール殿下が受け継いでいます。

シャトー・オー・ブリオンの特徴

シャトー・オー・ブリオンの特徴
オー・ブリオンの卓越したエレガンスは唯一無二のグラーヴ地区のシャトーであり、格付けシャトーだと言われています。

オー・ブリオンはボルドー市内からほど近い都市部からすぐの郊外に立地しており、ぶどう畑は赤ワイン用の48haと、白ワイン用の2.7haのみで、その規模は1級シャトーの中では最も小さいと言われています。ゆったりと傾斜した斜面は沢山の砂利が混じった土壌で水はけがとても良い理想的な土質です。ボルドーの都市部に近いため多数のシャトーがひしめく下流のメドック地区よりも2℃ほど平均気温が高くなるため、ぶどうの成熟もメドック地区より早く進み収穫も2週間ほど早くに始まります。

メルローが主体の独自のアッサンブラージュで他の格付けシャトーとも一線を画し、グラーヴ地区における代表格の名にふさわしい長期熟成ワインを生み出します。

オー・ブリオンの1989ヴィンテージは類まれなる逸品と言われており、ワイン評論家ロバート・パーカー氏は、「不朽の、過去半世紀における最高のワインの一つとしてあり続けている。素晴らしい調和、群を抜いた清らかさ、そしてその滑らかさは、現代の伝説ともいえるシャトー・オー・ブリオンの特徴。このワインを飲まずに人生を終えられない。」と評しています。

直近3年分 ワイン評論家からの評価

シャトー・オー・ブリオン2021
ワイン・アドヴォケイト:97点
ジェームス・サックリング:97-98点
【特徴・評価】
2021年のワインの中で絶対的に傑出したワインのひとつで、色は美しく濃い紫色。 最初の香りはとてもアロマティックで、繊細、コンパクトでフルーティー。スワリングすると、果実味が優勢で、ピュア、フレッシュでデリケート。最初の味は短く、豊かで美味しいです。
力強さと繊細さが力強さと繊細さが融合し、興味をそそります。
その後、ワインは発展する、ふくよかで持続性があり、ふくよかでフレッシュ、フルーティなストラクチャー。それは喜びの感覚を与えます。
ワインはフィニッシュに広がり、素敵な感覚と厚みを残し、厚みを感じます。オー・ブリオン2021は間違いなく大成功。
シャトー・オー・ブリオン2020
ワイン・アドヴォケイト:99点
ジェームス・サックリング:100点
【特徴・評価】
2020年のオーブリオンは、ラミッションオーブリオンよりも芳香的に実証的であり、甘草、葉巻のラッパー、鉛筆の削りくず、うまく統合された新しいオークと混ざり合ったブラックベリーとラズベリーのアロマが溢れています。フルボディで、たっぷりと肉厚で、豊かで層状で、甘くて粉っぽいタンニンがたっぷりと詰まった果実の芯を包み込みます。2019年と同様に高いアルコール度数であるにもかかわらず、そのより粒状のタンニンプロファイルは、ヴィンテージのフルーツの甘さを和らげ、ワインに、よりクラシカルなプロポーションとよりクラシカルな構造のプロファイルを与えます。
シャトー・オー・ブリオン2019
ワイン・アドヴォケイト:98点
ジェームス・サックリング:99点
【特徴・評価】
グラスから漂うブラックベリーとプラムの香りに、鉛筆の削りくず、燃える残り火、クリーミーな新樽の概念が混ざり合った 2019年のオー・ブリオンは、フルボディでリッチな肉厚で、豊かで包み込むような核へと続くテクスチャーのアタックを備えています。 果実味があり、長く広がりのある余韻で終わります。 肩が広くて筋肉質で、豊かでパウダリーなタンニンがすでにシームレスに溶け込んでいます。 アルコール度数は 15% と、往年の偉大なヴィンテージよりもはるかに高く表示されていますが、過熟感はまったくありません。
今味わっても素晴らしいが、深いセラーで熟成させるワインだ。2029年にお試しあれ。

シャトー・オー・ブリオンデータ

畑について
畑面積
赤用44ha  /  白用2.7ha
年間平均生産量
約17万本
栽培品種
《赤》カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン
《白》セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン
平均樹齢
約36年
醸造について
タンクの種類
ステンレスタンク
樽熟成の期間
18~20ヵ月
新樽比率
新樽 約70 %

シャトー・オー・ブリオンの
手掛ける銘柄

シャトー・オー・ブリオン
シャトー・オー・ブリオンの生み出すファースト・ラベル。61シャトーの中で唯一グラーヴ地区から異例の抜擢を受けたオー・ブリオンは、メルロー主体のエレガント且つ複雑さをもつ赤ワインとして愛されています。長期熟成を経て大成するワインのひとつでありながら、若いうちからも開いたエレガントさを味わえる格付けワインとも称されています。
ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン
シャトー・オー・ブリオンの手掛けるセカンド・ラベル。ロバート・パーカー氏がかつて「これは今やボルドーで最高のセカンドワインの1つであり、いくつかのヴィンテージでこれをしのいだ事のあるセカンドワインといえば、名高いシャトー・ラトゥールのレ・フォール・ド・ラトゥール位のものである」と賞賛したことは広く知られています。
シャトー・オー・ブリオン・ブラン
シャトー・オー・ブリオンの手掛ける白ワイン。その生産量の少なさから、ボルドーにおいて最も希少なプレミアム白ワインとしても知られています。3haにも満たない小さな畑から厳選された完熟ぶどうのみを使用し、9ヵ月以上の熟成を経て瓶詰めされます。

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