2020年

ボルドープリムール

プリムールとは?

プリムールはフランス語で「新酒」を意味し、樽で熟成中のワインを一部先行販売するボルドー独自のシステム。 ブドウの収穫後、長期間の熟成を経て出荷されるボルドーワイン。 高価なボルドーワインは、長期熟成を経て味わい深く、年月が経つとその市場価格は上昇する傾向にあります。 プリムールでボルドーワインを買うということは、一番早く、安い段階で価値のあるワインを購入できるということです。

ボルドープリムールの製造工程

2020年ヴィンテージのボルドーワインの場合、2020年の秋に収穫したブドウは、 各シャトーで圧搾・発酵・熟成を経たあとに木樽に入れてさらに約1年間熟成されます。 収穫したワインが市場に出るのは、収穫の約3年後の2023年春〜夏頃。プリムールはその通常販売の時期に先駆けて、木樽で熟成させている途中で売り出されているものです。

2020年の特徴

歴史的に雨の多い穏やかな冬で、平均300mm以上の累積降雨量を記録し、ブドウの早めの収穫を促した。穏やかで雨の多い春は、平均気温が2018年と2019年より2℃近く高く、降雨量も多く、雹が降ったり、テロワールによってはベト病が発生したりした。暑さのピークが8月中旬まで続いた乾燥した夏が収穫に影響し、カベルネの収穫は遅く、果実は比較的小さかった。しかしメルローに関しては、8月後半の嵐のおかげで熟成まで膨らむことができた。幸いなことに、9月最初の15日間は暖かく、夜は涼しかった。

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