シャトー・ラフィット・ロートシルトの詳細情報

シャトー・ラフィット
ボルドーの真髄を極めた、
ボルドー左岸の王者
第1級の首位の座に輝いた、不屈の栄光を誇る
シャトー・ラフィット・ロートシルト
シャトー・ラフィットのワインボトル
シャトー・ラフィット
公式サイト
生産者
CH. LAFITE ROTHSCHILD シャトー・ラフィット・ロスチャイルド
生産地
フランス ボルドー メドック地区ポイヤック
原産地呼称
AOC. ポイヤック
格付け
メドック第1級グラン・クリュ
総責任者
Domaine Barons de Rothschild
タイプ
赤/フルボディ/フィネスと力強さが特徴
セカンドワイン
カリュアド・ド・ラフィット

シャトー・ラフィット・ロートシルトの紹介

シャトー・ラフィット・ロートシルトの紹介
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、第1級格付けの最高峰シャトーとして長年親しまれています。1855年パリ万博の出展に合わせて制定されたフランス、ボルドーメドック地区のシャトーの格付けが行われ、わずか61シャトーが選出されました。そのうち、第1級に格付けされたのは、シャトー・ラフィット・ロートシルトを含む5つのシャトーで、中でもラフィットは「グランクリュ第1級の中の1位」と賞賛され、今日まで最高のワインとして位置づけています。

年間のワイン生産量は年間約42万本で、うち1万5000~2万5000ケースが出荷されます。中には、第1級の名声に達しないと判断されたワインはセカンドラベル「カリュアド・ド・ラフィット」として出荷されています。

シャトー・ラフィット・ロートシルトの歴史

シャトー・ラフィット・ロートシルトの歴史
「ラフィット」という呼び名は、ポイヤック村の中で一番小高い丘に位置していたことから、古いガスコーニュ語で「小高いところ」を意味する「La Hite」(ラ・イット)が転じてラフィットと呼ばれるようになりました。ワインを造るシャトーとして名が知れたのは17世紀にセギュール家がブドウ畑を作ってからのことです。1670年から1784年まで所有していた、ボルドーの有力者アレクサンドル・ド・セギュール氏とその息子ニコラ・アレクサンドル氏。ニコラ・アレクサンドル・ド・セギュール侯爵は、ラフィットを含む5大シャトーのうち3つのシャトーを所有したことで‶葡萄の王子″と称されました。

当時、フランスの宮廷では、ブルゴーニュワインが愛飲されていました。1760年 ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人が王の歓心を買おうと、今では有名なロマネ・コンティが造られる高貴な畑を手に入れようと試みたが競り負けてしまったのです。顛末を見ていたリシュリュー男爵マレシャルは、ラフィットをポンパドゥール夫人に進めたことからヴェルサイユ宮殿の晩餐会で振舞われるようになったのです。これをきっかけに、ボルドーワインは脚光を浴び「王のワイン」と評価されるほど名が知れ渡りました。その後、1855年には、ボルドーメドック格付けシャトー第1級として、確固たる地位を確保しています。

1868年、ロートシルト家の5男ジェームス・ド・ロートシルト男爵がシャトーを獲得し、シャトーの名称は「シャトー・ラフィット・ロートシルト」と改め、100年以上の歴史を築いております。

シャトー・ラフィット・ロートシルトの特徴

シャトー・ラフィット・ロートシルトの特徴
生産地のフランス・ボルドーメドック地区ポイヤック村は、5大シャトーと称されているラフィット・ロートシルト、ムートン・ロートシルト、ラトゥールの3つが存在しています。畑は石灰質を基盤とした砂利質となっており、水はけがよく、砂利が熱を蓄えるためブドウの果実がしっかりと成熟するための最適な環境となっています。

ラフィット・ロートシルトの敷地面積は123ヘクタールであり、小高い丘を登りきったところにセカンドワインの名前の由来にもなっているカリュアドと呼ばれる台地に約95.5ヘクタール、それ以外に4.5ヘクタールのサンテステフ4級シャトー・ラフォン・ロッシェの前にもブドウ畑が存在しています。

作付品種はカベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー25%、カベルネ・フラン3%プティ・ヴェルド2%です。ラフィット・ロートシルトは、カベルネ・ソーヴィニョンを主体として、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドをブレンドしておりますが、過去にはカベルネ・ソーヴィニョンのブレンド比率が90%を超えて使用されたこともあります。使用される樽は、すべて自社の工場で製造しています。樽の質はワインのクオリティに大きく影響を及ぼすため、ラフィット・ロートシルトは自社製造にこだわりを持っています。

このような環境下で造られるワインは、5大シャトーの中で最も繊細でエレガントとされています。賞賛を浴びる味わいになるまでに長い時間がかかるのがラフィットの特徴でカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が非常に高いため、若いうちは香りも閉じ、味も渋い印象を受けてしまいます。

特に評価の高い当たり年

シャトー・ラフィット・ロートシルト2016
ワイン・アドヴォケイト:99点
ジェームス・サックリング:100点
2016年のラフィット・ロートシルトは、92%のカベルネ・ソーヴィニヨンと8%のメルローのブレンドで、今年は15%のプレスワインがブレンドに良い味わいを加えています。深い紫がかった黒色で、キルシュ、ライラック、ブラックラズベリー、温かいブラックカシスの非常にゴージャスな香りがゆっくりと現れ、その中にシガーボックス、ローズヒップティー、クローブ、甘草、鉛筆の芯のニュアンスと野生のハーブの香りが漂います。ミディアムボディでレンガ造りの家のように造られており、しっかりしていながらも美しく熟した、細かくピクセル化されたタンニンの骨格とフレッシュさが、黒系の果実と花のボリュームある強さを表現しています。最後は非常に長い挑発的な香りでフィニッシュします。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2010
ワイン・アドヴォケイト:100点
ジェームス・サックリング:99点
深いガーネット色をした2010年のラフィットロートシルトは、抜栓後すぐには香りは閉じており、時間をかけて開いた後はふくよかなカシス、ベイクドプラム、ボイセンベリーの香りが現れ、チョコレートミント、スミレ、シダーチェスト、鉛筆の芯のミネラル香も現れます。フルボディが豊かで、ブラックベリーの芳香がぎっしりと詰まっており、素晴らしく熟した粒状のタンニンと美しいフレッシュな岩のようにしっかりとした骨格を持ち、非常に長くミネラル感のある余韻が続きます。豊かな味わいに良好な酸味、精密さと清涼感を備え、2009年よりもやや活き活きとした印象でありながら、より抑制が効き構造がしっかりしているのです。少なくとも10~12年の熟成が必要で、50年以上保存可能です。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2005
ジェームス・サックリング:100点
ワイン・アドヴォケイト:96点
2005年のラフィットをブラインドとノンブラインドの両方で数回テイスティングしたところ、落ち着いた味わいになるまでにある程度の時間を要したものだと思えました。ボルドーでテイスティングしたシャトーの元詰めボトルから、グラファイトのようなブーケがグラスの中でゆっくりと広がりていきます。それはとても優雅だが強烈な印象はありません。2005年の他のワインを思い返しても、もう少しスパイシーでタイムとセージの香りが増しているように感じます。味わいはミディアムボディで美しくバランスが取れているラフィットらしいスタイルで、果実味の強さよりもエレガンスと落ち着きの方が勝る洗練されたポイヤックワインです。2005年のラトゥールよりもまだ親しみやすい印象を受けます。このワインはまだ時を超えるとその優位性が大きく失われるだろうという感じがします。したがって、私はこれをさらにあと数年間置いたうえで早めに楽しみたいと思います。

直近3年分 ワイン評論家からの評価

シャトー・ラフィット・
ロートシルト2022
ジェームス・サックリング:100点
ワイン・アドヴォケイト:100点
【特徴・評価】
2022年のシャトー・ラフィット・ロートシルトは、8月31日から9月24日の間に収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン94%、メルロ5%、プティ・ヴェルド1%に基づいています。クレーム・ド・カシス、削りたての鉛筆、春の花々、黒鉛などの古典的なラフィットのアロマ。フルボディで濃縮されたシームレスな味わいは、多次元的な口当たり、桁外れにピュアで、フィニッシュは止まりません!驚くほど親しみやすいワインですが、ストラクチャー、深み、凝縮感には事欠かないのです。フレンチオークの新樽で熟成されたこのラフィットは、50~75年以上熟成させるべき記念碑的なワイン。このワインを飲まずして、何が飲めるというのでしょう。
シャトー・ラフィット・
ロートシルト2021
ワイン・アドヴォケイト:96+点
ジェームス・サックリング:97-98点
【特徴・評価】
カベルネ比率の高い2021年。外観は艶のある紫がかったガーネットの色調。 グラスから溢れ出す、熟したプラム、ブラックチェリー、カシス等の黒系果実のアロマ。 ダークチョコレート、リコリス、杉、紅茶などの様々なニュアンスが加わり見事に調和した複雑な香りが広がります。 口に含むと広がる、凝縮感のある果実味が特徴の重厚な味わい。 そしてシルキーで豊富なタンニンと上質な酸が全体に優美でグラマラスな印象を持たせています。 気品のある長い余韻は、長期熟成の可能性を示唆しています。
シャトー・ラフィット・
ロートシルト2020
ワイン・アドヴォケイト:97点
ジェームス・サックリング:100点
【特徴・評価】
2020年のラフィットロートシルトは、カシス、黒トリュフ、鉛筆の削りくず、スミレの深いブーケでガラスの中で開きます。フルボディで肉厚で層状で、その幅広い攻撃は、しなやかで溶けるタンニンに囲まれた果実の十分な芯へと続きます。シームレスで、階層化され、完全で、2019年よりも豊かで深いピッチであり、3.94という非常に高いpHは、シャットダウンしない可能性があります。カベルネ・ソーヴィニヨン92%、メルロー7%、プティ・ヴェルド1%のブレンドで、2019年よりもカルアデスの高原産地のメルローが少し多めに取り入れられています。

シャトー・ラフィット・ロートシルトデータ

畑について
畑面積
104ha
年間平均生産量
約25万本(ラフィット)、約20万本(カリュアド)
栽培品種
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
平均樹齢
約40年
醸造について
タンクの種類
木製29基(140~220hl)、ステンレス20基(220hl)、
コンクリート17基(140hl)
樽熟成の期間
18ヵ月
新樽比率
新樽 100 %

シャトー・ラフィット・ロートシルトの
手掛ける銘柄

シャトー・ラフィット・ロートシルト
シャトー・ラフィット・ロートシルトのファースト・ラベル。第1級格付けの中でもトップに君臨するシャトーと称されており、まさに左岸を代表する赤ワインといっても過言ではありません。時に50年を超える長期熟成にも耐えうると言われるポテンシャルを秘めた力強い赤ワインです。
カリュアド・ド・ラフィット
シャトー・ラフィット・ロートシルトの手掛けるセカンド・ラベル。見事にファースト・ラベルの片鱗を体現した優美な味わいのセカンド・ラベルです。ラフィットで収穫されるぶどうのうち3割がファースト、残り7割の中から厳選された半分以下のぶどうがカリュアド・ド・ラフィットに使用されます。

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