ルイ・ロデレールについて
本物を愛する真のワイン好きに選ばれ、トップメゾンの頂点を極めるシャンパーニュ・メゾン。
1776年に設立された老舗シャンパーニュ・メゾン、ルイ・ロデレール。
大規模なブランドが華々しいビジュアルの広告を掲げ市場を席巻するシャンパーニュの中で、「手仕事の芸術品」と賞される丁寧なシャンパーニュ造りを守り続けている稀有なメゾンです。
彼らは派手な広告を好まず、あくまでも静かに品質を磨くことだけに専念しているため、「誰もが名を知るシャンパーニュ」ではありません。
しかし本物を愛する真のワイン好きに選ばれるメゾンであり続けてきました。
そんなルイ・ロデレールは、英国のアルコール飲料専門誌「ドリンクス・インターナショナル」の「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2025」にて、6年連続で第1位に選ばれました。
さらに、シャンパーニュ&スパークリングワイン世界選手権2020では、生産者としての最高賞である、「スパークリングワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
伝統と革新の融合から生まれた最高傑作であるクリスタルは、稀少性と卓越した品質により、今後ますます支持を高めていくことが見込まれます。
ルイ・ロデレール・クリスタル・ロゼ の特徴・評価
クリスタルの誕生から100年後の1974年、初めて造られたがこちらのクリスタル・ロゼ。
ビオディナミで栽培した、アイ村のグラン・クリュの中でも最上級の畑に育つ古樹のピノ・ノワールを厳選。
低温マセラシオン(醸し)を行った後、セニエ法によってロゼならではの美しい色合いが引き出されます。20%がオークの大樽で発酵され、熟成期間は平均6年間と、かなり長期の熟成期間を誇ります。
成熟した果実を使用するため、優良なヴィンテージにしか造られず、詳細はほとんど伏せられているミステリアスなキュヴェです。
ルイ・ロデレール・クリスタル・ロゼ 2013 テイスティング・ノート
軽やかで繊細な柔らかいピンク色、煌びやかに輝く繊細な勢いのよい泡立ち。摘みたての酸味を帯びた赤系果実(ワイルドベリー、キイチゴ)とレモンの花の繊細なブーケ。精度の高いピュアな香りが、新鮮なアーモンド、パン、スパイス(カカオビーンズ)のニュアンスを伴いながら繊細に混じり合います。
ブーケ溢れる素晴らしいニュアンスは、空気のような軽やかさで溶け合い、ビロードのような滑らかさのうっとりするほど濃厚な口当たりは見事な香りにふさわしい味わいです。
芳醇なボディの中に新鮮な酸が息づく、緻密な造りはまさに、ルイ・ロデレールの技術の粋を感じる、芸術的な味わいです。
ルイ・ロデレール・クリスタル・ロゼ 2013 気候状況
2013年は、特に生育サイクルが遅い年でした。長い冬が終わった後、春もなかなか気温が上がらず、7月初旬までブドウ樹の開花を待つことになりました。シャンパーニュ地方ではあまり見られない天候でした。
夏は幸い記録的に長い日射時間に恵まれた上、降雨も少なく、ピノ・ノワールとシャルドネの成熟に非常に適した気候でした。10月のブドウの収穫は秋らしい涼しさの中で行われ、爽やかさが引き立つエレガントなワイン…「クラシック」なヴィンテージを生み出しました。