アルマヴィーヴァ について
フランスの名門ロスチャイルド家とチリの名門コンチャ・イ・トロ社のジョイント・ベンチャーにより誕生した傑作ワイナリーです。アルマヴィーヴァのぶどうはマイポ・ヴァレーの中でもより限られた範囲の区画、DOプエンテ・アルトで栽培されています。コンチャ・イ・トロ社のトップキュヴェであるドン・メルチョーの畑の隣で、その秀逸なテロワールを分け合っているのです。DOプエンテ・アルトは、ボルドーで言う『グラン・クリュ』の区画と言っても過言ではありません。チリ全体のぶどう栽培面積は136,166ha。これに対し、マイポ・ヴァレーは11,282ha、DOプエンテ・アルトはそのうちたったの471haです。つまりチリのぶどう栽培面積のわずか0.3%にあたるDOプエンテ・アルトが限られたカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地であり、チリのワインクオリティと、人気を牽引しているのが現状です。DOプエンテ・アルトはアンデス山脈の麓に位置し、氷河から溶け出した限りなく混じり気の少ないピュアな水によって生まれたマイポ川沿いにあります。マイポ川周辺には他にも沿岸の区画が存在していますが、中でもDOプエンテ・アルトの区画が最も古い範囲だと言われています。川から運ばれた、アンデス山脈の豊かな石やミネラル豊富な土壌、そして冷気が、質の高いカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出す上で欠かせない条件となっています。タンニンがスムーズで、それでいて果実味が凝縮されシルキーで香りも豊潤。そして一貫性のある品質を生み出すことに長けていると評論家に言わしめた、類まれなるテロワールの土地だからこそ、アルマヴィーヴァが世界的に成功を収められたと言われています。さらに2005年以降は、「マイクロゾーン」と言われる、栽培から醸造まで区画を細かく分けてより綿密にぶどうの管理を行う手法を開始したことで、メルローやプティ・ヴェルドの栽培にも力を入れています。
アルマヴィーヴァ2018 の特徴・評価
2018年のアルマヴィーヴァは、カベルネ・ソーヴィニヨン72%、カルメネール19%、カベルネ・フラン6%、プティ・ヴェルド3%のブレンドで、魅力的な濃いルビー色をしており、深くて不透明です。ピュアで焦点が合った層状の香りは、ブラックベリー、熟したカシス、スグリ、バイオレットの繊細でクリーンなアロマと、タバコ、杉、コーヒー豆の繊細な香りを醸し出しています。口は顕著な広さとバランス、甘美な質感、明るい酸味、幅広い構造を示し、固執。タンニンはよく洗練され、滑らかで絹のような感じで、今年のフレッシュでジューシーな特徴を引き立てます。正確で洗練されたこのワインは、調和のとれたエレガンス、豊かさ、熟成、フレッシュさを兼ね備えており、並外れた素晴らしいヴィンテージです。
アルマヴィーヴァ2018 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:96点
飲み頃:2020 - 2035
最終試飲日:2020/9/1
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