シャトー・ラトゥール

シャトー・ラトゥール
今なお進化を続けるポイヤックの巨匠
名立たるボルドー格付けシャトーの中でも、
最も力強く男性的な長期熟成型ワインを生み出すと
言われるポイヤックの巨匠
シャトー・ラトゥールのワインボトル
シャトー・ラトゥール
生産者
CH.LATOUR シャトー・ラトゥール
生産地
フランス ボルドー メドック地区ポイヤック
原産地呼称
AOC. ポイヤック
格付け
メドック第1級グラン・クリュ
総責任者
Frederic Engerer
タイプ
赤/フルボディ/力強くコクがある
セカンドワイン
レ・フォール・ド・ラトゥール

シャトー・ラトゥールの紹介

シャトー・ラトゥールの紹介
高級ワインの銘醸地ポイヤック村とサンジュリアン村の境に位置する1級シャトー。名だたる5大シャトーの中でもラトゥールは、『もっとも力強く男性的なワイン』と言われています。

世界最高峰の赤ワインに君臨しながら、さらなる進化を続け長い歴史の中でその威厳と品質を保ち続けています。そのひとつの政策として、長年参加をしてきたボルドーワインのプリムール販売から2011年に撤退。徹底的に品質を追及した結果、最適な飲み頃で味わってほしいと、プリムール販売から手を引く結論を出したと言います。これは数々の一流シャトーが当たり前のように毎年続けてきたもので、ラトゥールの撤退は業界を大変驚かせました。

近年ではリュット・レゾネ(減農薬)を取り入れており、またオーガニック栽培にも力を入れています。化学肥料・除草剤を一切使わず、自らの畑の樹枝を再利用した堆肥をぶどう畑に撒くことで、オーガニック栽培を造り上げています。

また、シャトー・ラトゥールは近年のボルドーでは珍しく、馬による耕作作業を行っている希少なシャトーです。長年の機械による耕作を辞め、2008年から再開した馬耕は、土壌を程良い力で肥やすことで、土が圧縮されることを防ぎ、これは同時にCO2の排出軽減にも役立つと言われています。その他にも、病害処理や摘心といった作業も耕作馬を用いています。

また、ランクロという区画の中の10haほどでは生体力学農法といわれるビオディナミ製法を採用。これはビオロジックに加え、天体の運行に合わせ自然物質を使った特別な調剤を用いて自然の潜在能力を引き出す農法です。この農法はより厳格な自然派農法と言われ、ゆくゆくのシャトーワインを全てこの栽培方法を取り入れるべき研究を重ねています。

シャトー・ラトゥールの歴史

シャトー・ラトゥールの歴史
その歴史は5つのシャトーの中でも最も古く、1300年代後半まで遡ります。シャトーのシンボルでもある塔は、当時サン・ランベールに14世紀後半に造られたものですが、1453年のカスティヨンの戦いの際にフランス王の軍隊により完全に破壊されてしまい現在は存在していません。1620年に再建された丸い塔は、現在も農園の偉大なシンボルとして現在もなお大切に保管されています。

ラトゥールは一流シャトーの中でも世間に認知されたのが早いとされており、ルイ14世統治下の16世紀には多くの伯爵家に所有が渡りました。1755年、当時のオーナーだったセギュール家の当主の死をきっかけに、ワイン農園は4人の娘に分割して相続され、そのうち3人が1760年にラトゥールの看板を背負ったと言われています。

その後も所有者が変わりながら品質向上を目指し進化し続けたラトゥールは、1787年にワイン畑の一角、ラ・トゥール・ド・セギュールが第1級のワイン畑として評価を受けています。そして1855年のパリ万博で、4つの第1級ワインのうちのひとつに選出されたのです。

現在のラトゥールのシャトーはこの昇格を記念して造られ、1864年に竣工、今現在も存在しています。長い歴史のなかで数多くの名家や大企業の手を渡ったシャトー・ラトゥールですが、1993年のアルテミスグループの購入により、農園はようやくフランス国内の所有に戻り今に至ります。

シャトー・ラトゥールの特徴

シャトー・ラトゥールの特徴
ラトゥールの農園は78ヘクタールとされ、そのうちシャトー周りの47ヘクタールが『ランクロ』と呼ばれる偉大なワイン専用のぶどうが栽培されていいます。ここで植えられているぶどう品種の構成比率は、カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロー18%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドで残りの2%としています。グラン・クリュのシャトー・ラトゥールは一般的にカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー20%、残り5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで配合されており、通常は18,000ケースを生産しています。セカンド・ワインのレ・フォール・ド・ラトゥールは一般的にカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%のブレンドで、年間11,000ケースが販売されています。

ラトゥールの所有する3つの畑はすべて、土壌の土質が徹底的に管理され、粘土質、砂礫、泥灰をぶどうによって使い分けられています。粘土質の土壌のお陰で、水不足に悩まされる年も一定の水分量を保ちやすくなり、それがぶどうの品質の安定にもつながっています。ぶどうの樹は1本単位で徹底的に管理され、あえて植密度を高くしてそれぞれの生命力を高くしたり、様々な樹齢の樹を混植させることで同じ品種の中でもバランスの取れたブレンドを作り上げています。また常に若樹を育成し、植え替えも行っており、この徹底した栽培が、ラトゥールが質を落とすことなく常に向上させていることの所以とも言われているのです。

収穫されたぶどうはすべて手作業で選果され、区画ごとに別々のタンクで醸造、二次発酵もさらに別のタンクを使用します。こうすることで、よりボリュームがあるワインとなると言われています。そして冬前にすべて新樽を使用し樽熟成を開始、15カ月以上の樽熟成を施されます。こうして生み出された洗練されたワインは、品質を一定にするため瓶詰前に複数の樽の中身をブレンドし、味を整えてからボトリングを開始します。こうした緻密な作業を怠らずに続けてきたラトゥールは今も尚、世界中の愛飲家たちに信用され、愛されています。

直近3年分 ワイン評論家からの評価

シャトー・ラトゥール2017
ワイン・アドヴォケイト:98点
ジェームス・サックリング:99点
【特徴・評価】
カベルネ比率の高い2021年。外観は艶のある紫がかったガーネットの色調。 グラスから溢れ出す、熟したプラム、ブラックチェリー、カシス等の黒系果実のアロマ。 ダークチョコレート、リコリス、杉、紅茶などの様々なニュアンスが加わり見事に調和した複雑な香りが広がります。 口に含むと広がる、凝縮感のある果実味が特徴の重厚な味わい。 そしてシルキーで豊富なタンニンと上質な酸が全体に優美でグラマラスな印象を持たせています。 気品のある長い余韻は、長期熟成の可能性を示唆しています。
シャトー・ラトゥール2015
ワイン・アドヴォケイト:96点
ジェームス・サックリング:98点
【特徴・評価】
2015年のラトゥールは、ダークベリー、カシス、ローム質の土壌、エスプレッソロースト、鉛筆の削りくず、そしてポプリの微妙なヒントのアロマでグラスの中で広がります。ミディアムからフルボディ、しなやかでエレガント、甘く層状の中口蓋に続くビロードのようなアタックで、包み込み、完全な仕上がりで締めくくります。
ミディアムボディの味わいは、張りのある引き締まった筋肉質な果実味を、非常にしっかりとした滑らかで丸みのあるタンニンと説得力のあるフレッシュさの骨格で見事に表現しており、魅力的な土とミネラルの層でフィニッシュしている。
シャトー・ラトゥール2014
ワイン・アドヴォケイト:97+点
ジェームス・サックリング:99点
【特徴・評価】
2014 ラトゥールは、メドック北部で好まれたヴィンテージの中でも最高級のワインの 1 つです。 野生のベリーやカシスの香りと、葉巻の包み紙、ローム質の土壌、黒トリュフ、上品な新樽の香りが混ざり合い、フルボディでリッチで凝縮感があり、幅広いアタックが、パウダリーで縁取られた深くしっかりと巻かれた味わいの中央に続いていきます。 チョーキーなタンニンと明るい酸があり、長く食欲をそそる余韻で終わります。 このクラシックで、バランスの取れた若々しいワインは、驚くほど長い期間を楽しむことができそうです。 1996年のようなクールなヴィンテージの現代版を彷彿とさせますが、もちろん最近のヴィンテージは20年前よりもブドウの選別が厳格で成熟度がよりしっかりとしてきているように感じます。

シャトー・ラトゥールデータ

畑について
畑面積
約78ha
年間平均生産量
約35万本
栽培品種
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド
平均樹齢
約40年
醸造について
タンクの種類
ステンレスタンク
樽熟成の期間
約18ヵ月
新樽比率
新樽 100 %

シャトー・ラトゥールの
手掛ける銘柄

シャトー・ラトゥール
シャトー・ラトゥールの生み出すファースト・ラベル。5大シャトーの中でも圧倒的安定感を誇ると称されるその実力は、世界中のワインファンを魅了し続けています。常に若樹を育成し、植え替えを行うなど、トップシャトーでありながらきめ細かい栽培が弛まぬ努力の賜物となりトップに君臨し続けています。
レ・フォール・ド・ラトゥール
シャトー・ラトゥールの手掛けるセカンド・ラベル。ワイン・アドヴォケイトにおいて時に100点満点も獲得するファースト・ラベルに続き、軒並み高評価を獲得しているセカンド・ラベルは数多あるボルドーのセカンド・ラベルの中でも一目置かれる存在となっています。
ポイヤック・ド・ラトゥール
シャトー・ラトゥールの手掛けるサード・ラベル。常に地道な品質向上への努力を怠らないトップシャトーにおいて、希少なセカンド・ラベルもその例に漏れない品質管理を徹底されているため、サード・ワインにも変わらぬ熱視線が送られています。

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シャトー・ラトゥールの商品一覧

29件中 1-29件表示

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  • 赤ワイン
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¥ 109,000 税込

ポイヤック・ド・ラトゥール2018

  • 赤ワイン
¥ 17,500 税込

レ・フォール・ド・ラトゥール2017

  • 赤ワイン
¥ 39,600 税込

シャトー・ラトゥール2015

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト96
¥ 121,000 税込

シャトー・ラトゥール2000

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト97
¥ 198,000 税込

レ・フォール・ド・ラトゥール2014

  • 赤ワイン
¥ 29,700 税込

レ・フォール・ド・ラトゥール2016

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト95
¥ 30,800 税込

レ・フォール・ド・ラトゥール2016 マグナムボトル

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ポイヤック・ド・ラトゥール2017

  • 赤ワイン
¥ 14,300 税込

シャトー・ラトゥール1997 マグナムボトル

  • 赤ワイン
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シャトー・ラトゥール2013

  • 赤ワイン
¥ 88,000 税込

シャトー・ラトゥール2014

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト97+
¥ 99,000 税込

シャトー・ラトゥール2011

  • 赤ワイン
¥ 95,000 税込

シャトー・ラトゥール2005

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト98+
¥ 140,800 税込

シャトー・ラトゥール2010

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト100
¥ 198,000 税込

シャトー・ラトゥール2009

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト100
¥ 176,000 税込

シャトー・ラトゥール2006

  • 赤ワイン
  • ワインアドヴォケイト95
¥ 108,000 税込

レ・フォール・ド・ラトゥール2009

  • 赤ワイン
¥ 35,200 税込
在庫切れ
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シャトー・ラトゥール2010

  • 赤ワイン
¥ 209,000 税込
在庫切れ
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シャトー・ラトゥール2007

  • 赤ワイン
¥ 75,900 税込
在庫切れ
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シャトー・ラトゥール2004

  • 赤ワイン
¥ 79,200 税込
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レ・フォール・ド・ラトゥール2012

  • 赤ワイン
¥ 29,700 税込
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レ・フォール・ド・ラトゥール2010

  • 赤ワイン
¥ 36,300 税込
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シャトー・ラトゥール1999

  • 赤ワイン
¥ 92,400 税込
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レ・フォール・ド・ラトゥール2013

  • 赤ワイン
¥ 24,200 税込
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シャトー・ラトゥール2012

  • 赤ワイン
¥ 66,000 税込
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シャトー・ラトゥール2008

  • 赤ワイン
¥ 83,600 税込
在庫切れ
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29件中 1-29件表示

スタッフコメント

数多ある格付けシャトーの中でも、突出してクオリティが安定している赤ワインと言われるシャトー・ラトゥール。不動となっているその地位に驕らず、弛まぬ努力で品質維持とブランドイメージを守り抜いているこのシャトーは、2015年以降完全にオーガニック栽培に転換し、2018年には1級シャトーの中で初めてビオロジック認証を獲得しています。50年以上の熟成に耐えうると言われるラトゥールのオールドヴィンテージをぜひ厳選してみてください。

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