一度は飲んでみたい高級ワインおすすめ18選!

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高級ワインとは?

メドック格付け第1級ボルドー5大シャトー
一口にワインといってもその種類、味わい、そして価格は様々。
世界中のワイン愛好家がこぞって愛するワインは、時にその希少性から億を超える程の高値をつけることもあります。
需要と供給のバランス以外にも、実に多くの要素がその価格に影響しており、ワインを語る上で、醸造方法や地理的条件なども重要な項目が数多存在しているのです。

高級ワインの定義

高級ワインの定義

高級ワインと呼ばれるワインにもその要因は様々なものがあります。前述したように希少性の高いもの、プレミアがついた世界に数の少ないワインはもちろんその価格が高騰します。また、世界中から引く手 数多の人気ワインはおのずとその購入価格も上がっていきます。

ワインを生産する国や地域の中でも、気候や土壌が起因して非常に高品質のワインが生まれやすい土地があります。高品質のワインを生み出す土地・地域は切磋琢磨し、その品質を向上させていくため高級ワイン産地は一つの場所に集約されている傾向があります。

またワインの出来を大きく左右する要因のひとつとしてはヴィンテージが挙げられます。その年の気候変動・降雨量や日照時間によって大きくワインの品質を左右させます。

そのためぶどうにとって非常に良いコンディションになった年は、自ずとそのクオリティが上がり、熟成によってさらに長期の持ちやクオリティの維持が期待されると、リリース前にも関わらず、そのワインの価値は自ずと高くなることがあります。

高級ワインが高い理由

高級ワインが高い理由

高級ワインもその醸造方法や生産方法は多岐に渡ります。格付けワインは1982年のメドック格付けに準じてその価値を付与され、またその後の品質向上に向けた努力と価値のキープを持ち続けることで、その地位を確固たるものにし、価格を上げ続けてきたのです。

ヴィンテージによっても大きく左右されるその価値は、実に様々な要因を持ち合わせており、常にその変化に影響を受けています。類まれなるヴィンテージと名のある評価誌等で称賛されることで、その値段は2倍以上の価値に高騰しますが、時に不作となり生産量が少ない場合も高騰することがあります。
また世界中をマーケットとしていることで、とある一国で爆発的に流行し品薄になって価格が高騰する場合もあります。

高額で取引されている事にも納得できる素晴らしい完成度は、ワイン愛好家であれば、人生で一度は楽しむべきワインとも言えるでしょう。

ぶどう果実自体の価値

ぶどう果実自体の価値

ぶどうとひと口で言ってもその種類は実に様々なものがあります。ぶどう品種は、地域や気候、国によって、その土地で栽培できるか否か、気候に適した品種か否か大きく左右されます。

例えばフランスの大銘醸地ボルドーでは、左岸ではカベルネ・ソーヴィニヨン、右岸ではメルローが多く栽培され、アントル・ドゥ・メールではセミヨンやソーヴィニヨン・ブランなど多くの白ぶどう品種が栽培されています。

ブルゴーニュでは繊細なピノ・ノワールがメインで栽培され、高級な赤ワインを生み出しています。それぞれのぶどうの持ち合わせる価値はさることながら、気候やヴィンテージ、世界の需要などもぶどうの価値を決めるうえで大きな要因となっています。

設備投資や維持費について

設備投資

高級ワイン=長期熟成向きというイメージを持たれている方も多いと思いますが、それはおおよそ間違っていないかもしれません。一般的に高級ワインと言われるワインは、まず醸造段階からその多くが木樽での熟成を経て数年の熟成を成された後に瓶に詰められ出荷されます。

伝統を重んじながら、最新の設備や機器を取り入れることで、クオリティの改善や生産の安定性を確保していく柔軟な醸造所も増えてきています。

時間について

時間

各地の歴史あるワイン醸造所の多くは、古くから受け継がれてきた伝統的なもので、今なお現役のものもあれば、最新の技術を持つ醸造機器や選果システムなど、オートマティカルなものに切り替えていく部分も多くあります。

国や生産地、品種にもよりますが、赤ワインはそこから長いものだと何十年と熟成させ飲み頃を迎えるワインも少なくありません。対して、白ワインに関しては、長期間熟成されるものは珍しく、高級なワインでも10~20年以内に飲み頃を迎えるであろうものが多いです。

高級ワインの相場価格について

高級ワインの相場価格は先にも述べた通り、その土地、格付け、ヴィンテージやクオリティ、醸造者の手腕によってもその価値の付き方が変わってきます。

特にヴィンテージはその多くを左右し、ボルドーで言われるところのグレートヴィンテージや、リリース後のワイン・アドヴォケイトをはじめとする各評価誌のコメントや評価されたポイント、様々な要因がその価格を上下させます。

10年ほど前にはシャトー・ラフィット・ロートシルトが中国で爆発的な人気を誇ったことで、3~4倍以上のリリース価格をつけ、同時に市場に出回っている過去のヴィンテージも大きく値を上げるなど、品薄による高騰と混乱を招いたこともありました。

それは大きく取り上げられ、後の10年ほどワイン業界で値上げを招き続けたのです。今でこそラフィットの価格は落ち着いてはいますが、当時の値段までは下がりきってはおらず、人気を博すことで値が上がる影響力がいかに大きいことか物語っています。

【高級赤ワイン8選】

高級赤ワインとして挙げられるのはフランスのボルドー、ブルゴーニュの2大巨頭の高級ワインでしょう。

中でもボルドーメドック格付けのトップに君臨し続ける、第1級シャトー(5大シャトー)は世界中のワイン愛好家がこぞって求める頂点です。

またブルゴーニュの高級赤ワインと言えば、言わずと知れた世界最高峰のピノ・ノワール、至宝の赤ワインと言われるロマネ・コンティ(DRC)が君臨します。

またアメリカの高級ワイン産地、ナパヴァレーも見逃せません。高級ワインと言えば、まずは赤ワインをイメージする方が多いように思います。世界最高峰と呼ばれるワインや、実際に市場最高値を記録しているのも、赤ワイン。やはり赤ワインはラインナップも広く、高級ワインを語る上では外せない存在でしょう。

不動の世界最高峰の赤ワイン
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)

Chateau Lafite Rothschild

世界中のワイン愛飲家たちが
こぞって最高峰と崇める伝説のワイナリー

ロマネ・コンティの畑の歴史は古くローマ時代まで遡り、ローマ人が統治とぶどう栽培への感謝を込めて、この村の中でも極上の畑に『ロマネ』という名を贈ったと言われています。

DRCの持つ畑のうち、ロマネコンティとラ・ターシュ、ロマネ・サン・ヴィヴァンはモノポール(Monopole,単独所有の畑の意)と言って、その畑すべてをDRCが所有しているため他の生産者が生産することはない、"DRCだけのワイン"となるのです。モノポール以外にも、グラン・クリュであるリシュブール、グラン・エシェゾー、エシェゾー、コルトンと錚々たる赤ワインを生産しています。また、希少且つ高価なブルゴーニュ最高峰の白ワイン、モンラッシェも生み出しています。これらの自社畑は、合わせて28haといたって小規模で、樹齢は高く収量なため年間の生産本数は全体で10万から11万本ほどと言われています。

このような歴史ある畑に極上のテロワール、生産者の手間と努力も加わり、最高峰の称号を手にした今もなおワインのクオリティと威厳を維持し続けているのです。

シャトー・ラフィット・ロートシルト
(ロスチャイルド)

Chateau Lafite Rothschild

5大シャトーの筆頭と称される王のワイン

ポイヤック地区にあり、1855年の格付けが決定して以来、第1級の首位の座を一度たりとも譲り渡したことのない、一級シャトー筆頭の『シャトー・ラフィット・ロートシルト。』

ヴェルサイユ宮殿にて国賓に振る舞われていた事や、ルイ15世が愛飲していたことからもワインの王、王のワインと称されています。

ラフィットの特徴は、気品あふれる香りと繊細で優美な味わい。ボルドーの真髄ともいえる究極のエレガンスを体現していると称されます。バランスに優れており、その全てが高次元。果実の凝縮感、香り、フィネス(余韻)が見事で、長期の熟成により官能的な味わいを産み出します。

年間のワイン生産量は年間約42万本で、うち1万5000~2万5000ケースが出荷されます。中には、第1級の名声に達しないと判断されたワインはセカンドラベル「カリュアド・ド・ラフィット」として出荷されています。

シャトー・マルゴー

Chateau Margaux

ボルドーワインの女王

マルゴー地区にあり、1855年の格付けにて、20点満点でのテイスティング評価が行われていますが、その中で唯一20点の満点を獲得したシャトー。

うっとりとするような官能的な舌触り、重厚な香り、柔らかく優美な味わいは、ボルドーで最も「女性的なワイン」と形容されるワインです。飲み頃を迎えるまでには時間がかかり、最低でも10年、偉大なヴィンテージのものは、30年もの時間をかけて魅惑的なワインに成長します。
特に2016年の出来映えは、かなり素晴らしく、ワイン・アドヴォケイト誌では、99点の評価をされています。

18世紀にはルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が宮廷に持ち込んだことで瞬く間にその魅力が知れ渡ったと言われ、その後の19世紀には文豪のヘミングウェイがマルゴーを愛し幾度となくシャトーに滞在、愛娘にもその名を贈ったことはあまりに有名な歴史上の出来事として語られています。

シャトー・ラトゥール

Chateau Latour

5大シャトーの中でも最も安定した品質のワイン

「最も力強く男性的」と評されるシャトー・ラトゥールは、常に最高級、力強く、荘厳なスタイルを持ち、どのヴィンテージもシャトー・ラトゥールと分かる強烈な個性を持っています。
ヴィンテージに左右されにくい点でも評価されており、完璧なまでの品質主義により、常に進化を続けているのです。

色が濃く、タンニンが豊富であることが特徴で、じっくりと20〜30年といった時間をかけて熟成させると、タンニンの角が取れ、力強さと豊かなコク、円熟した深みが見事に現れ、世界に名高いラトゥールらしい極上の味わいを楽しむことができるのです。

常に革新的な改革を導入するなど、品質向上に向けた努力を日々惜しまないシャトーで、10年ほど前からヴィオデナミ農法を取り入れたり、巨額の資金を投じて醸造施設や機械を一新。

2012年以降はプリムール販売から撤退。現在、シャトー側が発売時期をコントロールしており、今後、ますます入手困難なワインとなることでしょう。

シャトー・オー・ブリオン

Chateau Haut-Brion

メドック格付けの中で唯一メドック地区以外から
例外的に選ばれたワイン

メドック格付けの中では異例中の異例と言えるシャトーで、メドック地区ではなく、グラーヴ地区からの選出となったシャトーです。
それもオー・ブリオンの持つずば抜けた品質の高さと、当時の取引金額、そして名声によるものだと言われています。

他の第1級シャトーと大きく異なる点はメルロー種の比率が高く、渋みが少なく滑らかな飲み口が特長。
グラーヴ地区らしい香りや味の調和のとれた、親しみやすいワインです。
30年以上の長期熟成に耐えることで真価が発揮されると言われ、近年は特に評価が高く、世界的に著名な評価雑誌でもオー・ブリオンが最高の評価を得ることも多くなっています。

白ワインに関しても、高レベルのものを造っており、世界的にも珍しい高級赤白両刀使いです。

シャトー・ムートン・ロートシルト
(ロスチャイルド)

Chateau Mouton Rothschild

格付けを覆した異例のシャトー

100年以上も変更されなかった1855年のメドック格付けを覆し、唯一1級に昇格したシャトーとして有名です。
2級に格付けされた当時、ロスチャイルド男爵は「1級になることはできないが2級には甘んじることはできない。ムートンはムートンなり」と言った台詞が大変有名なシャトー。

5大シャトーの中でも最も派手で豪勢と評されており、その味わいは、濃厚で芳醇、ふくよかで肉づきがよく、リッチな特徴を備えています。深いエキゾチックな魅力を持ち、10〜15年という長期間の瓶内熟成によって、獣肉のような艶めかしい要素が現れてきます。

1945年以降は、ダリやシャガール、ミロをはじめとする現代アーティストなどの作品をワインのエチケットに起用。
毎年異なるエチケットはコレクターからも人気を博しています。

日本でも知名度が高く人気の高い
オーパス・ワン

Chateau Mouton Rothschild

2大巨星が生み出した偉大なるカリフォルニアワイン

ボルドーのスタイルに通ずるものがあると言われるカリフォルニアワインからは、オーパス・ワンをご紹介します。

オーパス・ワンは、ボルドーの第1級格付けシャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ロスチャイルド氏と、カリフォルニアワインの父と崇められてる、ロバート・モンダヴィ氏という2大巨匠が、長年の思いを形にさせたと言われるまさに"夢のようなワイン"です。

生産されるワインはボルドースタイルで、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の濃厚な赤ワインで、アルコール度数の高い、長期熟成型のワインが造られます。

特徴としては、芳醇でフルーティーなアロマと、重厚な味わいを楽しむことができる上に、しっかりとした渋みと酸味も感じる力強くバランスが良く、飲み終わった後の長く心地よい余韻が続きます。

1984年のリリースまもなくして、高級ボルドーワインに引けを取らない注目度となったオーパス・ワンは、2000年代初頭より価格が高騰の一途を辿り、瞬く間に世界に名を馳せるプレミアムワインの仲間入りを果たしました。

イタリアの高級赤ワイン
スーパータスカン(スーパートスカーナ)

Chateau Mouton Rothschild

イタリアワインの歴史を変えたと評されるトスカーナ地方の上質な赤ワイン

イタリアの高級赤ワインといえば、スーパータスカン(スーパートスカーナ)と呼ばれるトスカーナ地方の上質な赤ワインが著名なもののひとつです。

ワイン法や従来の格付け選定基準に縛られることなく、ぶどうのブレンドや、醸造を自由に行うことによって生まれたイタリアのテロワールを最大限に活かし多くのワインが生み出されています。

優美さと成熟したタンニンが特徴のスーパータスカンは、若いうちからすぐ愉しめるワインである一方で、熟成ポテンシャルも大いに持ち合わせているのが魅力。
今まで一般的には若いうちに消費されてきたスーパータスカンですが、実際には熟成ポテンシャルが高く、誕生から半世紀以上を経て現在その複雑さや洗練された味わいを見事に発揮しています。

スーパータスカンの元祖と言われ、頂点に君臨し続ける「サッシカイア」は、1968年販売を開始すると瞬く間にサッシカイアの評判が広がり、ボルドースタイルのトスカーナワインは世界に周知されることになりました。

その後、サッシカイアに続き、トスカーナの名門ワイナリーのアンティノリ家がサッシカイアから助言を受けオルネライアを造りだし、その後もソライアを販売し、サッシカイア、オルネライア、ソライアはスーパータスカンを代表する3大ワインとなりました。

【高級白ワイン5選】

高級白ワインは赤ワインの市場と比べるとかなり縮小されますが、やはり有名なところではフランスのブルゴーニュ地方がまず挙げられるでしょう。

希少性、クオリティ、極上のテロワールを兼ね備えたブルゴーニュ地方は価格の高騰しやすい産地のひとつです。

の他にも、ボルドーでは、著名なシャトーが白ワインも手掛けるなど、注目度の高いワインが目白押しです。

ブルゴーニュの最高峰白ワイン
モンラッシェ(DRC)

Chateau Lafite Rothschild

ブルゴーニュの最高峰といえば、モンラッシェ。高級白ワインの代名詞、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイの中でも、モンラッシェは最高峰と言われています。

ピュリニー・モンラッシェ村とサシャーニュ・モンラッシェ村にまたがったロケーションにモンラッシェ・グラン・クリュが存在し、そのまわりに4つ、シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ、クリオ・バタール・モンラッシェのグラン・クリュ(特級畑)が囲っています。

標高250~270メートルの小高い東向け斜面が広がります。夏の期間は、気温が高く、日照時間も長く、山の頂上付近が風や雹の直接的な被害を防ぎ、天災から守られやすいロケーションと言われており、希少なテロワールを兼ね備えた高級産地と呼ばれています。

さらに石灰からなる透明感とミネラルにあふれた土壌は理想的な土壌となり、この地のたぐいまれなワインの生産に一役を買っているのです。モンラッシェの中でも特に人気、且つ希少といえるワインは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのモンラッシェ・グラン・クリュといって間違いないでしょう。

唯一例外的にメドック格付けに選出されている
シャトー・オー・ブリオンの白

Chateau Lafite Rothschild

白ワインの銘醸地となっている右岸のペサック村の中から、唯一例外的にメドック格付けに選出され、今も尚トップに君臨しているシャトー・オー・ブリオン。
このシャトーの造る白ワインは見逃せないクオリティとして注目されています。

白ワインの銘醸地、グラーヴ地区の最上級ワインとして君臨しているオー・ブリオン・ブランは、その広さ、僅か3ha。

ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンのブレンドで造られる最高峰の白ワインは「甘口ワインのように、最高に甘美なアロマを持つ辛口白ワインを造る」という壮大なビジョンのもと、オー・ブリオンが造り上げた唯一無二のハイクオリティ・ボルドー・ブランです。

ボルドーワインの頂上に君臨し続ける王者
シャトー・ムートン・ロートシルトの白

Chateau Lafite Rothschild

1991年、ボルドーワインの頂上に君臨し続ける王者シャトー・ムートン・ロスチャイルドが、約35年ぶりに復活させたこちらの白ワイン、「エール・ダルジャン=銀の翼」。

リリース後も年を重ねるごとに品質を向上させ、傑出した辛口白ワインとして、今ではメドック地区において、シャトー・マルゴーの白ワインと双璧を成す地位を築いています。

複雑な香りは、アプリコット、トロピカルフルーツ、白桃などの熟した果実のアロマを持ち、強烈なミネラル感が持続します。口に含むと、エレガントな白い果実とパイナップルのフレーバーが引き立ち、ミネラル感がワインをさらに輝かせます。余韻も壮大な長さを持った主張のあるワインです。

白ワインの頂点に君臨する
ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌのピュリニー・モンラッシェ

Chateau Lafite Rothschild

数あるブルゴーニュのアペラシオンの中でも、「世界最高峰の白ワイン」「白ワインのプリンス」と称賛され、白ワインの頂点に君臨するアペラシオン、ピュリニー・モンラッシェ 。

ピュリニー・モンラッシェは、ブルゴーニュの中心地、コート・ドールの南側、質の高い白ワインを多く産出する「コート・ド・ボーヌ」に位置しています。

ピュアで控えめなボディ、強くひき絞った弓のような引き締まったスタイル。ミネラルと酸によってスッと筋が通っており、エレガンスと滑らかさを持ち合わせた端正な白ワインは、ピュリニーにしか造り出せない、類まれな洗練された味わいです。

19世紀には、『三銃士』などを著したアレクサンドル・デュマが、ピュリニー・モンラッシェを代表する特級畑モンラッシェのワインを「ひざまづき、脱帽して飲むべし」と称賛したことで名が知れ渡ったと言われています。

白ワインの名産地として
ブルゴーニュでも3本の指に入るムルソー

Chateau Lafite Rothschild

コルトン・シャルルマーニュ、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェに並びシャルドネの頂点に君臨するブルゴーニュ最高の白ワインのひとつ、ムルソー。

ムルソーの特徴のひとつが村名ワインの質の高さ。シャルドネの栽培に適した、コンブラシアンという石灰岩土壌にはミネラル感が豊富に含まれているため、骨格のしっかりとしたワインが生み出され、村名格の畑の中には一級畑に負けないほどの深さと奥行きある味わいを生むものもあります。

ムルソーの醍醐味と言えば、熟成によるワインの変化の大きさ。若いうちは、ナッツ類にミネラル感が重なった香りと、オイリーで芳醇な味わいが特徴。
その後、十分な熟成を経ることでボディは柔らかくなり、ムルソーのテロワールが持つ豊富なミネラル感と果実味、キレイな酸が見事に調和するのです。
熟成によって上品さが加わり、華やかさと優雅さが同居する素晴らしいワインへと変化、濃いめの色調と相まったその様相は、まさに金色の雫を思わせます。

【高級シャンパーニュ5選】

シャンパーニュとは、フランスのシャンパーニュ地方で、特定のルール(瓶内二次発酵など)に従って造られる発泡性ワインのみを指し、それ以外の発泡ワイン(スパークリングワイン)と区別されます。
産地、製法、使用品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ)が厳しく限定されており、お祝いの席等で飲まれることが多い、世界的に有名な高級ワインです。

しばしば発泡性ワインの総称のように使われるシャンパーニュですが、正確にはフランス北東部のシャンパーニュ地方で、瓶内二次発酵方式で造られたワインだけがシャンパーニュと名乗れるのです。

世界3大スパークリングとしては、フランスシャンパーニュの他に、イタリアではプロセッコ・フランチャコルタ、スペインではカヴァがあげられ、有名な瓶内二次発酵製法で造られたスパークリングワインとして人気が高いです。

シャンパーニュ人気の先駆け
ドン・ペリニヨン

Chateau Lafite Rothschild

素晴らしい出来の年にしか造られない
最上級シャンパーニュ

シャンパーニュの人気の先駆けとなったのが、ドン・ペリニョンと言われています。

シャンパーニュの地で偶然にも瓶内二次発酵され生まれたスパークリングワインの生みの親である修道士、ドン・ペリニヨン氏にちなんで名付けられた、老舗ドメーヌです。

さらに、調和のとれたワインを得るために、異なる樹木や異なる品種のブドウを混ぜることにも力を注ぎました。そのことから彼は「アッサンブラージュの名人」とも称され、最高のぶどうと異なるぶどう品種をブレンドして調和のとれたワインを生み出しました。このように、「ドン・ペリニヨン」は先見の明を持った修道士の遺産なのです。

シャンパーニュの中でも長期の熟成を経て生み出されるヴィンテージ・シャンパーニュの草分け的存在で、一番下位ランクでも最低8年の熟成を要すると言われています。
昔から素晴らしい作柄と認められたヴィンテージ以外はワインのリリースをせず、そのクオリティの高さと一貫した生産スタイルで瞬く間に国内外に熱烈なファンを増やしてきました。

歴史に名を馳せるルイ14世もヴェルサイユ宮殿で愛飲されたという逸話は有名なものです。ドメーヌの誇る最上級の畑から収穫されたピノ・ノワールとシャルドネだけを単一年のみ使用するという独自のスタイルを長く貫き続け、今なお世界中から愛されるシャンパーニュとして知られています。

唯一無二として君臨するその比類なき味わい
アルマン・ド・ブリニャック

Chateau Lafite Rothschild

ブラインドテイスティングで
世界ランキング1位に輝いた最上級シャンパン

アルマン・ド・ブリニャックは真新しいタイプのシャンパーニュです。

1763年から続く老舗ドメーヌ・キャティア家が『誰も造ることのできなかった最上級のキュヴェを造る』ために手掛けた逸品で、近年2006年に象徴的なボトルとともにリリースされました。

選び抜かれた畑からさらに厳選された最高級のぶどうを搾り、その初搾り分の中でも最も新鮮な部分のみを使用。生き生きとした果実味、滑らかな舌触りとバランスの取れた酸味の中に、アルマン・ド・ブリニャックにしか出せない個性が現れています。

世界著名な評論家やソムリエたちが集結して、ブラインドテイスティングにて評価が下される「100 Best Champagne For 2010」において、ドン・ペリニヨンなど一流のシャンパーニュたちを抑え、アルマン・ド・ブリニャックは世界ランキング1位を獲得。
この出来事がアルマン・ド・ブリニャックの人気を不動のものとし、オスカー賞やゴールデングローブ賞の受賞者に贈呈されるなど世界のセレブレティーシャンパーニュとしての地位を確立させました。

特徴的なボトルは金属でコーティングされており、ボトルにあるスペード型のフレンチピューターも1本1本手作業で施されてよく磨かれています。ワイナリーでは、一時間に一人あたり20本のボトルしか完成できないため、同じボトルは2本と存在しないのです。

皇帝御用達!世界中を虜にした
ルイ・ロデレール・クリスタル

Chateau Lafite Rothschild

世界屈指のゴージャスなプレステージ・シャンパーニュ

ルイ・ロデレールは、1876年ロシア皇帝アレクサンドル2世の専用シャンパーニュとして特別に造ることを命じられたことがその起源となっています。

献上のため特別に造られたクリスタル製のボトルに瓶詰めされたことで、『クリスタル』というその名称を名乗ることとなったのです。かつては皇帝しか飲むことが許されなかったと言われています。

良質なぶどうが採れた年にのみ造られるクリスタルは、自社が所有する畑の中でも、グラン・クリュの畑のぶどうのみを選定し、キュヴェに施しています。
それだけ、希少性が高く、最高品質の製品であることを保証します。瓶詰された後、5年間セラーで熟成することで、旨みが溶け込み、より深みのある味わいのシャンパーニュに仕上げられます。その新鮮さを失うことなく、向こう20年以上の熟成ができるシャンパーニュと言われています。

2013年、フランスのワイン雑誌「La Revue du Vin de France誌」において、ルイ・ロデレール社がシャンパーニュメゾン・トップ50のうち第1位に輝きました。また2016年のシャンパーニュ世界選手権において、「クリスタル」2002年ヴィンテージが最高賞を受賞。世界最高峰のシャンパーニュとして今もなお世界中のファンから愛されています。

伝統と革新を継承し続け200年の歴史を誇るメゾン
ペリエ・ジュエ

Chateau Lafite Rothschild

自然の恵みがもたらす芸術的シャンパーニュ

ペリエ・ジュエは、1811年にフランスのシャンパーニュ地方エペルネで設立された老舗シャンパンメゾンです。
創業者のピエール・ニコラ・マリー・ペリエと妻のアデル・ジュエの名前に由来し、創業当初から妥協を許さず最高品質を追求する姿勢で知られています。

ペリエ・ジュエの特徴は、シャルドネを主要品種として使用し、エレガントで洗練された味わいを提供することです。所有する約65ヘクタールの畑には、コート・デ・ブランの特級畑が含まれており、高品質なブドウを確保しています。

1970年に発表されたプレステージ・キュヴェ「ベル・エポック」は、アール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレがデザインしたアネモネの花のボトルで有名です。
このデザインは、芸術と科学が発展した「ベル・エポック」時代を象徴し、ペリエ・ジュエと芸術の密接な関係を表しています。

しっかりとした骨格と、いきいきした酸味の絶妙なバランスが、調和とエレガンスを造り出している繊細なシャンパーニュ。完璧なバランスを誇る、まさに芸術品です。

創業6世代にわたる伝統製法ワイン
クリュッグ

Chateau Lafite Rothschild

熱狂的な信者「クリュギスト」を擁する、シャンパーニュの帝王

シャンパーニュ地方のランスに位置する1843年の創業以来6世代にわたり伝統の製法を忠実に守り続ける老舗ドメーヌ、クリュッグ家。

小規模のメゾンでありながら、その評価の高さにより主要なメゾンのひとつに数えられるクリュッグの品質は、一族の誇りと情熱、一切の妥協を許さない職人気質により継承されてきました。

クリュッグ家の信念は、『出来のいい年にヴィンテージをつくる』ことではなく、『その年の物語を豊かに表現するワイン、音楽を巧みに奏でるワイン』として厳選されたもののみを、10年以上をセラーで熟成された後、世界中に出荷。

そんなクリュッグを語る上で外せないのが、「クリュギスト」と呼ばれる、クリュッグのシャンパーニュに魅せられた熱狂的なファンの存在です。中には「クリュッグしか飲まない」と宣言するクリュギストもいるほど。英国のエリザベス女王、ファッション界の女王ココ・シャネル、文豪ヘミングウェイ、希代の歌姫マリア・カラスというセレブリティをはじめ、その存在は数知れず。

1903年には、シャンパーニュ・メゾンとして初めて英国王室御用達を拝命して以来、各国の王室御用達の任命を受けるほか、フランス大統領邸のエリゼ宮では、クリュッグのシャンパーニュが最重要VIPに供されるなど、世界最高峰メゾンとして不動の地位を確立しています。

まとめ

5大シャトー

ここまで高級ワインの代名詞となるような、赤ワイン、白ワイン、シャンパーニュを紹介してまいりました。
  愛好家が憧れる銘柄は、どれも稀少で高価なワインばかりですが、
単なるワインの生産者にとどまらず、歴史や文化の一部として、世界中で大きな影響力を持ってきました。

各生産者の功績は、ワイン愛好家だけでなく、著名な政治家、芸術家、そしてワイン業界そのものにも深い足跡を残しています。
ワインを楽しむことは、彼らの刻んできた歴史を共有し、新たな物語を紡ぐことの一環にもなるはずです。
歴史ある高級な味わいを、是非一度ご賞味ください。