シャトー・ラトゥール について
シャトー・ラトゥールは、ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある豊かで、フルボディなワインの1つ」と表現され、ボルドーの格付けシャトーにおいても最も力強い荘厳なワインという印象を確固たるものにしています。シャトーの名前でもある『ラ・トゥール(塔)』は、14世紀のか暫く続いた戦争の最中に建設され、敵から身を守るために使用された要塞でした。長らくシャトーのシンボルとしてラベルに刻まれ、今日に至ります。ジロンド川沿いに多くの畑を要するラトゥールは、優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを育てる最高のテロワールの恩恵を受けながらも、それに甘んじることなく、常にワインを生み出すために革新的な改革を導入するなど品質向上に向けた努力を日々惜しまないシャトーです。10年ほど前からヴィオデナミ農法を取り入れたり、巨額の資金を投じて醸造施設や機械を一新しました。また長らく続くボルドーのプリムール販売から脱却するなど、伝統からの変化を恐れることなく改革を施し続けています。
シャトー・ラトゥール2011 の特徴・評価
84.5%のカベルネ・ソーヴィニヨン、15%のメルロー、0.5%のプティ・ヴェルドのブレンドである2011年ラトゥールは、収穫量のわずか34%からファーストラベルに使用されました。アルコール度数は13.1%に達しました。 このヴィンテージのボルドーワインの中でも最も魅力的なワインの 1 つで、濃いルビー色で、熟したタンニンを伴う甘くてオープンな個性、素晴らしい力強さ、優れた純粋さと調和、ミディアムからフルボディの口当たり、そして多くのクラッシュ感を備えています。 インクと林床のような香りに加えて、ロック、フローラル、ブラック、ブルーフルーツのノート。 この驚くほど美しく豊かで風味豊かなラトゥールは、 4 ~ 5 年で飲み頃になり、20 年以上は熟成できるはずです。ちなみにラトゥールはメドックの中では比較的遅く収穫を開始し、9月12日に収穫を開始し、9月26日に終了しました。
ワイン・アドヴォケイト:(93 - 95)点
飲み頃:2016 - 2036
最終試飲日:2012/4/26
シャトー・ラトゥール 2011 のテイスティング・ノート
カシスやプラムなどの黒系果実の香りに、トリュフやスミレの花、インク、森の下草、チョコレート、トーストなどを感じる、実に複雑なニュアンス。パワフルかつ深く、凝縮した果実味や甘く熟したタンニンが印象的。石を砕いたようなはっきりと主張するミネラル感など様々な要素が感じられます。オーナーも感服するほどの熟成ポテンシャルを備えており、十数年の眠りにつかせて熟成の極みへと到達してこそ、本領を発揮するでしょう。
シャトー・ラトゥール 2011の気候状況
冬は乾燥し厳しい寒さ。3月から気温は穏やかになり、はやくも4月から夏の気配となりました。平均気温は例年よりも5度以上高く、6月には多少の降雨があったものの例年に比べ降水量が少ない乾燥した天候が続きました。
6月26日から27日にかけて気温は40度を超える猛暑。7月、8月は比較的涼しく、降水量は通常通り。9月は再び暑く乾燥し、30度を超える天候のなか収穫が行われました。
シャトー・ラトゥール 詳細情報
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