シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト1989 の特徴・評価
私が思っていた通り、ラフィット・ロートシルトの 1989 年と1990 年のヴィンテージは休眠状態になっています。 どちらのワインも、私のブラインド・テイスティングでは、より閉鎖的で後進的な例のひとつでした。 1989年のラフィットも傑出しているが、閉じていて、タンニンがより高まっており、ワインは評価することができないほどに頑固で寡黙なものです。 ラフィットの1989は数年前よりはるかに味わいやすく、味わいやすいものでしたがどうやら完全に眠ってしまったようです。 このミディアムボディのワインは、ルビー色、ノーズに新樽の香りとスパイシーな余韻が現れます。 それはラフィットの典型的なエレガントで抑制された控えめなスタイルです。
ワイン・アドヴォケイト:90点
飲み頃:2006 - 2025
最終試飲日:1997/2/28
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