ワイン・アドヴォケイト&ジェームス・サックリング
共に100点満点を獲得した超高評価ヴィンテージ!
2019年ヴィンテージは、格別な出来栄えの1本です。
“幻” という名に相応しい、力強さと気品を備えた稀少な逸品です。
長期熟成ポテンシャルを備えたマルゴーを、是非ご堪能ください。
シャトー・マルゴー について
シャトー・マルゴーは、初めてボルドーで格付けが行われた1855年に、最高ランクにあたる第1級を獲得したシャトーのひとつです。そして第1級の中でもただ1つだけ、ジロンド県のテイスティングで最高得点にあたる20点満点を付与されたのも、このシャトー・マルゴーでした。シャトー・マルゴーは歴史上に多くその名を刻んでいます。18世紀にはルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が宮廷に持ち込んだことで瞬く間にその魅力を知れ渡したと言われ、その後の19世紀には文豪のヘミングウェイはマルゴーを愛して幾度となくシャトーに滞在、愛娘にその名を贈ったこともあまりに有名な歴史上の出来事として語られています。5大シャトーの中でも最も高貴でエレガントな女性的な味わいと言われるシャトー・マルゴーは、『ボルドーの女王』『ボルドーの宝石』などと称される程、世界中の人々に崇め愛されているのです。
シャトー・マルゴー2019 の特徴・評価
2019年のシャトー・マルゴーはまるでヴィンテージワインと錯覚するかのような強烈な印象を受けます。その香りから強力な主張がなされ、まるで長期熟成されたワインのようにすら感じます。グラスからはブラックベリー、ラズベリー、バラの花びら、スミレ、鉛筆の削りくず、ブドウの煙の香りが立ち上り、フルボディで重層的且つ官能的で、熟したパウダリーなタンニンと鮮やかな酸に囲まれた驚くほど活気に満ちた果実の核があり、結論としては 浸透し、食欲をそそる塩味の余韻がほぼ無限に続きます。 複雑でエレガント、そしてこの上なく魅力的なこのワインは、資金が許すならば誰もが所有したいと思うであろう程、素晴らしいボルドーです。
ワイン・アドヴォケイト:100点
飲み頃:2029 - 2069
最終試飲日:2022/4/8
シャトー・マルゴー 2019 の気候状況
2019年は世界各地において気温の上昇が見られ、観測史上最高を記録しました。マルゴーにおいては、2019年の冬は暖かく、雨は少なく凍霜の発生も稀でした。春には穏やかな好天が続き、気温はほぼ平年並みでした。開花は6月1日から9日にかけて、比較的順調に進みました。
その後に迎えた夏は長期にわたって高気圧に覆われ、6月末から7月末にかけての酷暑です。マルゴーでも最高気温39.9度を記録しました。
赤ワイン用ぶどうの収穫は9月18日にスタート。理想的な条件のもと、十分に凝縮した完璧な熟度のメルロが収穫できました。収穫時期の雨と曇天のおかげで熟度の進みが抑えられ、ぶどうに過度な負担がかかることもなく、その結果、酸はうまく保たれ、理想的な天候条件に恵まれた年となりました。
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